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コーンスネーク 品種紹介

コモンネーム:
コーンスネーク
学名:
Elaphe guttata guttata (Pantherophis guttatus guttatus)
成体時のサイズ:
120~150㎝
平均寿命:
10~15
原産地:
北米

【品種】
ベーシックな品種をご紹介します。
≪カラーバリエーション≫

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ノーマル
レッドとも呼ばれます。
最もスタンダードなコーンスネークです。
野生にいるコーンスネークも赤地(オレンジ)に黒い縁取り模様です。
現在は品種改良が進み、CB(Captive bred、繁殖個体)のノーマルは明るい色合いのものが多いです。
分布している場所によって、色や柄に差があるとされています。
例えば、マイアミという品種は、フロリダ州のマイアミに分布していた個体郡をルーツに持つことから名付けられています。

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アルビノ
アルビノレッドとも呼ばれます。
アルビノ=アメラニスティック。黒い色素が無い状態のことです。
つまり、ノーマル(レッド)から黒を抜き取った状態がアルビノなのです。
ノーマルで目立っていた黒い縁取りも、白く抜けています。黒目が赤目になっています。
明るい赤が特徴です。

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エクストリームフロウレッセント  USA CB
ひと言にアルビノといっても、タイプによって大きく色合いが異なります。
これはオレンジを強めるように選別交配して作ったコーンスネークです。

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アネリ
ブラックとも呼ばれます。
アネリ=アネリスリスティック。赤い色素が欠乏した状態のことです。
ノーマルから赤を抜いたので、グレーぽくなるのですね。
小さいときは濃いグレーブラックなのですが、成長するにつれてやや茶色がかったグレーになっていきます。
このアネリは血統によって色合いが異なるため、「アネリA(一般的なアネリ)」「アネリB(チャコール)」「アネリC(シンダー)」と区別しています。
特別な表記が無い場合はアネリAと判断してよいでしょう。

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スノー
アルビノ×アネリA。
黒と赤の色素がなくなることで、ボディの色が白くなります。
ベビーではウロコが薄く、体がうっすら透けているためピンク色に見えますが、アダルトになるとウロコが厚くなり白く見えるようになるのです。
パターンはうっすらと残ります。
価格も手ごろで、コーンスネークの入門として絶大な人気を誇ります。
アルビノ×アネリB(チャコール)のブリザードはより白が強いとされ、こちらも大人気です。
ブリザードはスノーに比べて柄が薄くなるとされています。

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これがブリザード。大きくなるにつれてさらに白くなっていきます。
スノーはピンクやグリーンの発色が強い血統もあります。奥深い品種です。

≪パターンバリエーション≫

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ブロッチ
ブロッチはほとんどのコーンスネークに見られる一般的なパターンです。
ノーマルの場合は、黒に縁取られた短形(ブロッチ)が連続します。
黒い縁取りが濃いサウスカロライナ州の個体郡はオケッティと呼ばれ、区別されています。

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ストライプ
ブロッチが直線状に変化した状態。
ストライプが薄れて、ほとんど柄の無い状態(バニッシングストライプ)の個体も存在します。

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モトレー
ブロッチが円形状に変化した状態。
腹部のチェッカー模様もプレーンベリー(柄が無くなる)になります。

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ブラッドレッド
単純なパターンバリエーションではありませんが、便宜的にここで説明します。
育つにつれて全身の体色と柄の境界が曖昧になり、アダルトは赤一色になります。
上の画像の個体はまだイヤリングサイズなので、まだ完全な赤一色にはなっていません。
これからパターンが薄れて、赤くなっていきます。
模様が不鮮明になる特徴を活かして、他の品種とのコンビネーションもたくさん生み出されています。
代表的なのはファイア(ブラッドレッド×アルビノ)、ピューター(ブラッドレッド×アネリB)です。

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ハイポブラッドレッド USA CB
ベビーサイズではこんな感じのくっきりとした柄があるのです。

ここで紹介したものは、ベーシックな品種ですが、他にも数え切れないほどたくさんのカラーバリエーションがあります。
飼育方法はコチラ

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