タランチュラの分類についてご紹介します。
バードイーター
アメリカ大陸に生息するタランチュラの総称です。
危険を感じると毒性のある腹部の毛(刺激毛)を飛ばす種類や、体を起こして威嚇する種類などがいます。
世界最大のタランチュラとしてギネスブックに載っているゴライアスバードイーターや、タランチュラ入門種で知られるチリアンコモンやメキシカンレッドニーもバードイーターの仲間です。
(ブラジリアンブラック)
バブーン
アフリカ大陸に生息するタランチュラの総称です。
腹部の毛を飛ばす事はありませんが、気性の荒い個体が多く、体を起こして威嚇してきます。
殆どの種類が地中性か半地中性で、徘徊性のタランチュラとは違った飼育が楽しめます。
キングバブーンやウサンバラスターバーストなどが代表的な種類にあげられます。
(ウサンバラスターバースト)
アースタイガー
アジアに生息するタランチュラの総称です。
生活様式はバブーンと似ていますが、地中性の種類もいますが、樹上性で樹木の雨露に棲み付くような種類もいます。
コバルトブルーやシンガポールブルーなどが代表的な種類にあげられます。
(コバルトブルー)
ツリースパイダー
樹上性のタランチュラの総称です。
代表的な種類はアジアに生息するオーナメンタル(Poecilotheria)やアメリカに生息するピンクトゥー(Avicularia)の2グループです。
アンティルピンクトゥーやインディアンオーナメンタルなどが代表的な種類にあげられます。
(グーティサファイアオーナメンタル)
タランチュラの飼育について
ケース
爬虫類用ガラスケースや、プラケースで飼育するのが一般的ですが、通気穴を開けたタッパーやプラスチック製のカップでも代用できます。
タランチュラが脱走しないように、必ずフタの出来る容器を用いて下さい。
床材
腐葉土やパームなど様々な床材を用いて飼育出来ますが、当社オリジナルのタランチュラ・サソリの土はブレンド済みの床材で、保水性もあってオススメです。
*有機成分入りの園芸用土やバークチップはタランチュラに有害な成分が入っている可能性があるので使用は避けて下さい。
温度
大体の種類が26~28℃の間で飼育をして問題ありません。
極端な高温、低温はどの動物にも良くないので気をつけましょう。
湿度
種類によって乾燥か多湿の環境設定を行います。
多湿の種類でも蒸れには弱いので、通気には気をつけて下さい。
餌・水
餌は週に2回程度、適量を与えます。
コオロギ、レッドローチ、ミールワームなど。餌を食べているかを確認して残っているようであれば取り除いてください。
水容器を設置する場合は、溺れない様に浅い水容器を使用するか、ミズゴケなどを敷いて溺れないようにして下さい。
*タランチュラも水を飲みます。脱水で死んでしまわないように水は与えましょう。